多様な性ってなに?

  社会のなかでは女性を好きになる男性か男性を好きになる女性か、どちらかしか存在していないかのようです。

 しかし、「からだの性」「こころの性」「好きになる性」の3要素から性をよくみてみると、とても2種類だけでは語りきれない多様さが存在しています。

 「からだの性」とは生まれたときにもっている身体の性別のこと。お医者さんが主に外性器の状態から「おとこのこ・おんなのこ」を判別します。しかし、身体の性も男女2つにきっぱり分けられるとは限りません。外性器は男性のようだけれど、内性器は女性のようだったり、外性器が男女どちらにも区別がつかない発達をして生まれてきたり。身体の性別も中間・あるいは男女どちらか寄りというような多様さがあるのです。

 「こころの性」は性自認(Gender Identity)ともいい、自分をどのような性別だと思うかという認識のことです。自分を男性だと思う、女性だと思う、どちらでもないと思う、どちらでもあると思う、認識は特にしていない、日によって変わる、などなど、こころの性のあり方もまさに十人十色です。

 「好きになる性」は性的指向(Sexual Orientation)ともいいます。どの性別の人を好きになるかということです。男性も女性も好きになることがある、好きになるときに相手の性別を意識していない、性的指向がないなど、多様なあり方が存在しています。

 このほかにも、「性表現」といって自分がどの性別の見た目をするのかという視点でも性を語ることができます。

 さまざまな性があることを知り、ひとりひとり違っている多様な性についてわたしたちと一緒に考えてみませんか。